2012年09月22日
金美齢
金 美齢の『私は、なぜ日本国民となったのか』(2010)
を読み終わりました・・
日本人であることに自信と誇りをもてる本でした。
少し紹介させてください。
〈日本が(植民地時代に)台湾で行ったことは、それまでの欧米の植民地経営とは明らかに異なるものだった。
台湾語で語られる「リップンチェンシン」、つまり「日本精神」には、「清潔」「公正」「勤勉」「責任感」「正直」「規律遵守」など多様な意味が含まれ、全人格的な価値観として台湾人自身が使い始めた言葉である。…
…日本人の役人は清潔で真面目だった。
サーベルをさげた日本人警察官は怖かったけれど、少なくとも公平無私で、袖の下などは決して取らなかった。
小学校で担任だった日本人教師のおかげで自分は師範学校まで行かせてもらった。
日本から来た技師が命がけでダムをつくってくれた。…〉
〈長年、台湾は「日本に追いつき追い越せ」をスローガンに経済的にも社会面でも、日本を範として歩んできた。
…日本がリーダーであることが、アジアの地域にとっての幸せにつながると言える。
というのは、日本人は民族性として、伝統的な道徳的遺産を持ち合わせているからである。
…そして最も重要なことは、日本が領土的野心をまったくもっていない主権国家だということである。
そういう国がリーダーシップを取ってくれれば、発展途上の段階にある国々や、あと一歩で先進国というアジアの国々は、安心して日本をモデルとしてついていくことができるし、いざというときに何の懸念もなく協力を仰ぐことができる。
日本は、このアジアのリーダーとしての使命を自覚して、その責任を果たすためにはどうすべきかを真剣に考えるべき時を迎えているのではないだろうか。〉
〈日本人は「パスポートのありがたみ」を知るべきである。
ビザなしで海外に行ける国のパスポートというのは、じつはそんなに多くはない。
日本という国が国際社会で認められている証拠である。
現在の日本人は生まれ落ちたときから自分の国をもち、何の苦労もなく「5つ星パスポート」を持っている。
日本は世界でもずば抜けた先進国で、あらゆる面で恵まれているのに、そこに住む人々は憂鬱そうな、不安そうな顔をする。…
…私は、日本人が自分のもっている「パスポートのありがたみ」が分かるようになれば、この国の将来にも新たな希望が見えてくると思う。…〉
恥ずかしいんですけど、台湾が 日本の植民地だった歴史も知らなければ、その植民地であった国の人達から、尊敬される行いをしてきた多くの日本人がいたことも知らず…知らないことがあまりに多くて驚きました・・。
多くの方に一度読んで欲しい一冊でした
Posted by りとるスタッフ at 21:51│Comments(0)
│私のこと