2012年12月17日

2012/6/27 児童権利条約の父

保育士「教育原理」勉強中です。

『児童の権利(に関する)条約』の精神的な父と呼ばれる コルチャックについてです。

コルチャックのつくった『子どもの権利の大憲章』を紹介します。



まず柱となる「子どもの3つの権利」

・子どもの自分の死についての権利

・子どもの今日一日についての権利

・今あるがままの存在でいる権利



そして条文です。

・子どもは 愛されるべきである

・子どもは 尊敬されるべきである

・子どもは 今現在を生きている人間であるから、十分に遊ばせるべきである

・子どもは 一人ひとりが自分自身であればよい

・子どもは 育つために最適の環境を与えられる

・子どもも 過ちを犯す

・子どもも 失敗する

・子どもも 秘密をもつ権利がある

・子どもの 持ち物やお金を大切にしなければならない

・子どもにも 自分の教育を選ぶ権利がある

・子どもにも 不正に抗議する権利がある

・子どもの 悲しみは尊重されなけるばならない

・子どもにも 神にまじわる権利がある

・子どもにも 若死にする権利がある

・子どもも 裁判所をもち、たがいに裁き裁かれるべきである

・子どもは 幸福になる権利をもっている

・子どもには 母乳を与えられる権利がある

・子どもには 発達を一時休止する権利がある

・子どもには 発達の過程を忘れる権利がある


コルチャックは ユダヤ系ポーランド人。孤児院を経営していたが第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害により 孤児達と共に 強制収容所で最期を遂げています。

1979年(昭54)国際児童年に ポーランド政府がこの考えに基づいた提案を行い、それから 10年の年月をかけてつくられたのが『児童の権利に関する条約』です。

切ない条文もありますが、大変な背景があったのだと思います。普遍的な条文や、改めて気づかされる人間として大切なことに、感動を覚えます。


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Posted by りとるスタッフ at 13:34│Comments(0)私のこと
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